【人事労務の必須手続き】「ロクイチ報告」ポイント解説


毎年6月1日現在の高年齢者および障害者の雇用状況について、厚生労働省(ハローワーク)への報告が義務付けられております。以下に概要をお伝えします。


■ 対象となる事業主

企業全体で常用雇用労働者が40人以上の事業主
※障害者の雇用がない場合でも提出義務があります。


提出書類

高年齢者・障害者雇用状況報告書(ロクイチ報告)
※6月中にハローワークから郵送される予定ですが、届かない場合でも報告義務があります。


提出方法

以下のいずれかの方法で提出してください。
・所轄のハローワークへの郵送または持参
・電子申請(e-Gov)による提出


提出期限

例年7月中旬


提出しない場合の罰則

未提出または虚偽の報告を行った場合、障害者雇用促進法に基づき30万円以下の罰金が科される可能性があります。


法定雇用率未達の場合の対応

障害者の雇用率が法定雇用率(現行2.5%)を下回る場合、以下のような行政対応の対象となる可能性があります。
・「障害者雇入れ計画書」の作成・提出(2年間)
特別指導(9か月)の実施
・改善が見られない場合は企業名の公表

障害者雇用納付金制度による金銭的負担の発生


期限がありますので、お早めのご対応をおすすめします。